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犬のしつけについて

まずは心構えから

大切なのは何よりも愛情

犬をしつけていく上で、一番大切なのは犬に対する愛情です。家族同然に愛情を注いで接していれば、自然に犬との信頼関係が築いていけます。飼い主に従順に応えてくれたときには優しくわが子のように褒めてあげましょう。ときには厳しく本気で叱ることも愛情です。犬は飼い主の微妙な感情の変化も感じ取ることができるといわれています。飼い主の行動に一喜一憂するのです。あの上目遣いや、横を向いてすねている様子がまさにそれなのです。犬は私たち人間が思っている以上に賢いのです。

犬の習性を理解する

犬の社会は絶対的な縦社会です。下位の犬は上位の犬に従うという習性をもっています。家庭にやってくる犬にとっての群れはその家庭にいる人間の家族です。

スキンシップ

家族みんなでたくさん撫でてあげたり、遊ぶことはとても重要です。いろんな人に撫でてもらえば、人見知りしないようになりますし、体に触れることに慣れさせておけば獣医師の診察時や、美容室に行く際にも問題なく過ごせます。また、遊びの中で危険なことや、やってはいけないことを飼い主とともに学習していくことができます。飼い主との触れ合いは散歩のときだけで、あとは鎖につながれたままなどと、「決してないように」しなければいけません。

しつけ

しつけとは、やって良いことと、やってはいけないことを教えることです。人間社会のルールを教えていくことです。

リーダーになればしつけは簡単

犬にとってリーダーが絶対であるならば、基本的に全ての指示に従うのはごく当たり前のことです。リーダーであるということが確立されていれば、しつけはもとより、基本的な動作などを教えるときに容易になります。飼い主の行動に一喜一憂すると言いましたが、犬にとってその群れのリーダーである飼い主の存在は絶対です。飼い主が嬉しければ犬も嬉しいし、飼い主が喜べば犬も喜ぶのです。反対に、飼い主がいやな気持ちでいれば犬も不快に感じるのです。それだけリーダーの存在は大切なのです。

犬への接し方

出来なくてもいい

基本動作とありますが、広く一般に知られている代表的なものです。出来なくてもなんら問題はありません。上記を実践すればいくつかは自然とできるようになります。例えば、犬との信頼関係が築けていて、なおかつ信頼できるリーダーであれば、名前を呼ぶだけで飼い主のところに戻ってきます。この時点で「オイデ・コイ」はマスターしていることになります。

かけ声・動作は統一する

飼い主が、犬に対して何か指示をあたえるときや、褒めるときも叱るときも、常に同じ調子では犬は褒められているのか叱られているかわかりません。また家族全員がバラバラなかけ声では犬が混乱してしまい、指示通りには動いてくれません。「オスワリ」なのか「スワレ」なのか家族全員であらかじめ決めておくといいでしょう。

叱らない

最初からなんでもできる子はまずいません。「知らない」「できない」ことを教えるわけですから、できないからといって叱ってはいけません。叩くこともいけません。根気強く何度も繰り返し教えていくことが重要です。

すかさず褒める

指示したことが、数秒でもできたらすかさず褒めます。これを何度も繰り返します。そうすることで、長時間の指示にも従えるようになっていきます。そして最後に必ず「ヨシ」などといって指示を解除してあげます。

基本動作

オスワリ・スワレ

◎ まず、犬のそばにたってリードは短めにもち、「オスワリ」とかけ声をかけると同時に犬のお尻辺りを押しさげます。このとき、あまり力を入れすぎないように気をつけましょう。
◎ 「オスワリ」ができたら、すかさず褒めてあげます。

オイデ・コイ

◎ 最初はリードをつけて、リードの長さの範囲で練習します。
◎ 「オイデ」「コイ」とかけ声をかけ、リードを軽く引いて飼い主のほうに誘導します。
◎ 飼い主のもとへきたら褒めてあげます。
◎ 短い距離でできるようになったら、徐々に距離を伸ばしていきます。

マテ

◎ 犬のそばにすわり、軽く首輪をにぎります。
◎ 犬と目線をあわせ「マテ」とかけ声をかけたら、飼い主は目線をそらします。
◎ 数秒たって、そのままでいれば褒めてあげます。
◎ 徐々に目線をそらす時間を伸ばしていきます。
◎ できるようになったら、今度は目線をあわせたまま犬から少しだけ離れます。
◎ そのまま数秒動かずにいられたら、戻って褒めてあげます。
◎ 徐々に時間や距離を伸ばしたり、場面をかえたりして繰り返し練習します。

ツケ

◎ 初めは数歩ずつ練習します。一歩ずつでもかまいません。
◎ 犬を左側に立たせ、飼い主の体にくっつく位にリードを短く持ち、「ツケ」とかけ声をかけ1、2歩前に進んで止まり、褒めてあげます。初めはこれの繰り返しです。
◎ 徐々に歩数を増やしていきます。

トイレトレーニング

◎ オシッコやウンチを失敗しても怒らないで下さい。子犬なら尚更です。失敗したことを責めるとトイレ自体が犬にとっていやなことになってしまいます。上手に出来たときはたくさん褒めてあげましょう。
◎ 排尿、排便の時間は大体決まっています。寝て起きた後、食事や水分をとった後、運動した後など、ある程度予測できるので犬が素振りを見せたら、指定の場所まで連れて行きます。
◎ 指定の場所でできたら、褒めてあげます。